11/13 レース当日、4時過ぎ起床。
外は結構な雨、予報は7時くらいには雨が上がって晴れるよう。
雨が上がっても路面が濡れてるだろうからサングラスはクリアレンズ、タイヤの空気圧はフロント6.0 リア6.2(25c チューブラー)と少なめで、雨対策はこれだけ。
目標は完走すること。
各関門の制限時間、あとレースで自分が大切にしている冷静と脱力。冷静に周りが見えてないといけないし、苦しいときこそ肩の力を抜いて脱力すること。
コースレイアウトは何となくだけど頭に入っているし、ガーミンのコースナビゲーションがあれば登りのたびにピークまでの距離とその勾配もわかる。終わりのわからない登りほどツラいものはない。
6時半くらいにホテルを出て、スタートは7:27。アップはホテルから会場まで雨の中を3キロほど走っただけ。
200人ほど出走の最後尾でスタートを待った。
本部半島を回る前半は集団内落車が多いと聞くし、どうせ登りに入れば前にはいれないんだから後ろで良かった。
リアルスタート後、大集団で気持ち良く進む。
たまに腰をあげて先頭を見渡すと逃げようとする動き、完走目的の自分は落車などの危険を察知して安全に走るのみ。
逃げが決まるまでだろうが、30キロくらいはハイペース、そのあとは少し落ち着いたと思う。
後方で走っているとオーベストの西谷さんやゴキソの森本さんなど有力な選手もこのあたりで走っており、ヨナの登り始まる前に前方に上がっていってた。
前半の70キロ AV 41.4km/h
そこからメインの登りヨナ〜フクガワ
7.6キロ 21:25 NP 253w
大集団は一気に崩壊、先を考えるとペース走法で登る。
ヘド岬回って2回目のヨナ〜フクガワ
7.6キロ 23:26 NP 230w
2回目は登り口からスピードに乗ってた気がしたけどタイム落ちてて残念。
ここでフクガワ関門 11:05通過でクリア
フクガワから降ると次は学校坂が始まる。
ここも長く険しい。ピークまで7キロくらいで登り切ったら150キロあたり。
ダンシングすると脚が攣りかけるが走れないほどじゃない。苦しいのは周りのみんなも同じだ。
学校坂から降るとミヤギ関門 12:00通過でクリア
このあとは細かいアップダウンが続くが、ひとりにならず何人かでローテーションしながら走れたので助かった。
170キロから180キロ地点のアップダウン走ってて思ったこと… 登りは周りの人より登れてる、降りも得意だから遅れることはなし、平地がどうも苦しい。これは自転車の性能なのか?周りはエアロロード多数、自分は軽量な旧式バイク、ちょっと自転車のせいにしてみたりして。
この仕様で6.8kg
2016年製の中古のカーボンフレーム、中華カーボンホイールにタイヤはコンチネンタルのコンペティション
子供3人もいると自転車にお金かけれないんですわ〜
でも、このバイクで走り切れました。
しかし、極限状態ではバイクの違いが出るのかも知れない。
2019年の初ツールドでは100キロカテゴリーに参戦してこのあたりのアップダウンで失速、集団からこぼれてしまった。このときの悔しさを忘れることは出来ず、やっと乗り越えるチャンスがやってきた。より厳しい210キロを失速せずに走り切ること、こんなワクワクする挑戦は他に思いつかない。
アップダウンを乗り越え、最後のアブ関門通過、もう完走は確定だ。
しかし、脚はあらゆる箇所が攣ってダンシングしようとすると激痛がはしる。
カヌチャリゾートの小さな登り越えてハネチへ向かう平坦も4人ほどでローテーションしていよいよ最後のハネチの登りへ。
登りに入る、ストップして歩道で悶絶する人達をかわして残った力で踏み込む。
ばんこしトンネル抜けて例年なら右折してハネチダムへ向かうが今年は崖崩れのためそのまま直進、緩い登りがさらに続く。トンネル二つ越えてもう少しだけ頑張れ。ガーミンの登りピークまでの距離を見て耐える。
ピーク越えたら名護の街へ向けてのダウンヒル、こんなところで落車するなよ、で残り5キロ。
降り切って右折したら残り1.2キロ、もうゴールは目前。思い残すことないよう最後まで踏み切ってゴールした。
自転車から降りようとすると激痛、なんとか転ばずに6時間ぶりに地面に脚を着いた。
終わった… 無事に走り切ったぞ。